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2021年12月1日(水)
★上半期契約が前年同期比26.2%減少
土木工事が前年水準を大きく下回る−県土木建築部
 県土木建築部が取りまとめた今年度上半期の発注状況(当初契約ベース)によると、契約金額が前年同期比26.2%減の165億3,381万円となっていることが分かった。土木工事が前年より43億円減少し、中でも土木特A案件の契約額が前年に比べて20億円あまり落ち込み、大型土木工事の減少などが背景にあるとみられる。建築工事も全体で12億円あまり減少し、土木、建築、電気、管、舗装の主要5工種のうち、電気、管を除く3工種で契約金額が前年水準を下回った。
 工種別の上半期発注状況は、土木工事が128件で94億6,972万円、建築工事が18件で22億6,024万円。土木は、Aランクが71件で全体の5割以上を占め、契約金額は55億2,997万円、特Aは17件で28億2,536万円。建築は特Aが件数で6割、契約金額で7割以上を占めた。電気工事は16件で8億6,608万円、管工事は9件で4億1,539万円、舗装工事は14件で3億6,939万円。
 地域別では、南部地区が75件で契約金額52億4,273万円、中部地区は75件、59億6,855万円、北部地区が46件、35億6,330万円、宮古地区が11件、6億184万円、八重山地区が27件、11億5,737万円。那覇市の契約件数が22件で最も多く、次いで宜野湾市が18件、沖縄市17件、南城市と本部町が14件などとなっている。
 落札率の分布は、90〜94.9%が52.6%、95〜99.9%が35.9%、85.1〜89.9%が11.1%。土木工事の落札率は92.7%で建築は96.6%、電気は94.1%、管は97.8%、舗装は91.9%、その他が95.7%。
 契約方法は、一般競争が77件で落札率94.1%、総合評価が71件で落札率92.8%、指名競争が49件で落札率91.9%だった。